Archive for the ‘雑感’ Category
【雑感】○○専門弁護士とは?
こんにちは。弁護士の坂根です。
今日は、ふと思ったことをお話したいと思います。
日々、ご相談やご依頼をお受けしていると、「先生は、~が専門ですか」というご質問をいただくことがよくあります。
たしかに、最近、ホームページを作っている法律事務所が非常に多く、「○○専門弁護士」といったキャッチフレーズもよく見ます。テレビCMなどでも、特定の分野を全面に押し出していることもよくあります。ドラマなどでも、「刑事専門弁護士」と言ったりしていますね。
実際のところ、本当にその分野のみを専門的に扱っている弁護士もいるとは思いますが、非常に多くの分野を取り扱っている弁護士の方がまだまだ多いと思います。
個人的には、多くの分野を経験し、訴訟などの実践を通じて、自然と専門性が高まるのが弁護士の理想的な成長であると思っていますので、現在も、交通事故・労働問題・相続といった個人の方向けの法務を主軸としつつも、それら以外の幅広い分野のご依頼を引き受けたり、ご紹介を通じて、企業向けの法務を取り扱ったり、さらには、埼玉弁護士会の委員会を通じた公益の活動にも取り組んでいます。
欲張りですが、専門性を高めつつ、総合力も上げるべく、まずは目の前の日々の案件に力を注いでいます。
弁護士 坂根 洋平
【雑感】~弁護士増員時代に思うこと~
こんにちは。弁護士の坂根です。
本日は、法律の話ではなく、思うまま書こうと思います。
現在、全国の弁護士の人数は、約37,000人で、関東の分布は以下のとおりです(日弁連HPより)。
東京 約17,500人
神奈川 約1,500人
埼玉 約800人
千葉 約750人
群馬 約270人
茨城 約270人
栃木 約210人
近年、弁護士の人数は増加し続けていますので、弁護士業界における競争は年々激しくなってきています。
多くの法律事務所がテレビ、インターネットなどさまざまな媒体を通じて、広告を強化しており、法律事務所も、一つの会社のように、スタッフを多数雇用し、マニュアルに基づいて、業務を効率的に処理できるようにしています。
他方で、上記のような法律事務所とは異なり、固定客あるいは紹介者がいる方に限定して依頼を受けている、従来型の法律事務所もたくさんあると思います。
さまざまな形がある中で、私も日々模索しながら、ひとまずは目の前の案件に注力していますが、1つだけ強く感じていることがあります。
それは、弁護士の仕事は、発想や創造がとても大切で、「考えて」「悩んで」「生み出す」という過程を簡略化することはできないということです。
イメージでいうと、皆さまが法律問題を解決して再び次のステップへ走り出せるように、そのための「走りやすい靴」を、弁護士が一から設計して、デザインして、材料を選び抜いて、自分で製造までやって・・・履いていただくという感じです。だから、そういう意味で、設計から製造までをやる、一種の「職人」です。
日中は来客対応で、上記のような考える時間をとることが難しいため、帰宅時間も遅くなってしまいがちです。
思うままに書いてみましたが、また、このような雑感も発信していけたらと思います。
弁護士 坂根 洋平
【雑感】~弁護士は、何を「護る」のか~
こんにちは。弁護士の坂根です。
おかげさまで忙しくなり、コラムの更新頻度が下がっていてすいません…
ただ嬉しいことにいろいろな方に読んでいただけているようです。
今回は、雑感です。
弁護士として、紛争解決に携わっていると、一つ一つの判断(ご依頼者様にどのようなアドバイスや解決策を提供すべきか)に悩むことがあります。
そのような場面で思い浮かべることがあります。
それは、「弁護士」として、何を、「護る(まもる)」べきかを考えること、です。
護る対象は、ご依頼者様の個性や価値観によって変わりますが、
弁護士は、ご依頼者様の「経済的な利益」と「精神的な平穏」を「護る」必要があります。
企業は経済的な利益を追求しますので、「お金」が大事です。債務不履行の相手方に対しては、しっかりと賠償してもらわないといけません。
他方、経営者の方は経営判断やトラブルに悩み続けることも多いですから、経営者の方に「安心感を与える」などの精神的なサポートが必要です。
個人の方のご依頼者様も、事故等に遭えば、損害賠償等によって経済的な補償を受ける必要がありますから、「お金」が大切です。
他方で、長期の訴訟では、「心」がすり減りますから、やはり精神的なサポートも大事です。
ご依頼者様が経済的にも精神的にも平穏になれるよう、バランスのとれたアドバイスや解決策を提供するのが弁護士の仕事です。
弁護士 坂根 洋平
【雑感】~人とのつながり~
こんにちは。
弁護士の坂根です。
GWも終了ですね。みなさまも、GW中に、家族と旅行に出かけたり、友人と会ったり、いろいろなイベントがあったと思います。
私も、GW中に、家族と出かけたり、友人や司法修習の同期生、元同僚たちと会ったりする機会がありました。
再会などを通じて、「みなさんとのつながり」の中で生きているなぁ…と強く感じ、感謝の気持ちが湧いてきます。
本当にありがとうございます。
開業に際し、たくさんの応援や励ましのことばをいただくことが多かったため、改めて、このような思いになったのだと思います。
この気持ちを忘れずに、優しさ、思いやり、感謝の気持ちをもって、日々、生活していきたいと強く強く感じる次第です。
春は生活の変化や気持ちの変化が大きいシーズンです。
新しい場所で新しいことに挑戦する方、
挑戦しようと決心した方、
一歩踏み出して期待に胸を膨らませている方、
決心したけど不安でいっぱいの方、
決心できなくて不安でいっぱいの方…きっとさまざまです。
ちなみに、私はいずれにも該当して、今があります。きっと、これからも同じです。
みなさん、がんばりましょう!
では、最後に、こちらをご覧ください。当事務所は、4月は花畑のようでした。
弁護士 坂根 洋平