こんにちは、弁護士の坂根です。
昨今、情報番組で医者の選び方やセカンドオピニオンについて特集することが多く、つい最近もテレビで見ることがありました。ふと、「弁護士の選び方」はどうなんだろう?と思い、本日は、この点について、少しだけお話したいと思います。私は、選ぶ側ではありませんが、だからこそ感じている点がありますので、1つの考え方として述べてみたいと思います。
まず、結論からお話すると、以下の2点になると思います。
① 委任した弁護士が(スタッフに任せきりにせず)「自ら」実務的な処理を行うこと
② 委任した弁護士が話しやすいこと
ご相談者の方は、①と②を依頼前の相談段階で感じ取ったり、確認してみることができます。
仰々しく、2点を挙げましたが、実は、あらゆる職業でも同じではないでしょうか。
たとえば、冒頭のお医者さん。
① 担当医師が(研修医やスタッフに任せきりにせず)「自ら」診察や手術を行うこと
② 担当医師が話しやすいこと(「腕さえよければよし」と考えることもできますが、コミュニケーションをとれないと、病状が伝わりません。)
たとえば、レストラン。
① シェフが「自ら」しっかりと料理していること
② 接客がよいこと(「味さえよければよし」とする場合は、不要かもしれません。でも接客がよくないと、きっと味も半減します。オーダーミスもあるかも…)
結局、以上のように、共通点があるのは、弁護士や医師や料理人が、①「職人」(プロ)であり、②「サービス業」であるからだと思います。
①②の点がどちらかに偏ると、話しやすいだけで腕はないとか、腕はあるけど意思疎通ができない、といった状態になります。
自分でコラムを書きながら、プレッシャーを強く感じますが、①②を大切にすることは当事務所の理念でもあります。
皆さまもご参考にしていただければと思います。
弁護士 坂根 洋平